ESET Internet Security が常駐している状態かつ alt-ime-ahk が常駐している状態で、
- USB メモリを接続する。
- ESET Internet Security により、当該ストレージに対するウイルススキャンを実行するか、確認のダイアログが表示される。
- Scan now を選択し、ウイルススキャンを実行する。
- ウイルススキャンが完了したタイミングで、右の Alt キーが押されたままの状態となる。
- 結果として、通常のキーボード入力を行うことができない状態となる。
という現象が発生した。
当初は右 Alt キーが押されたままになっていることに気付くことができず、突然、通常のキーボード入力を行うことができない状態となることに混乱したが、直前の行動を順を追って遡った結果、前述の流れであることが判明。
条件を変えながら試した結果、
- 再現性は高いが 100% ではない。 (概ね 70~80% 程度)
- alt-ime-ahk を常駐させていなければ、これまでのところ再現していない。
- alt-ime-ahk の常駐の有無に関わらず、 3. で当該 USB メモリのウイルススキャンを実行しない場合は、これまでのところ再現していない。
- 再現した場合は、右 Alt キーを1回押下することで、右 Alt キーが押されたままの状態が解除される。
- 再現するときは、右 Alt キーが押されたままになるだけでなく、左 CTRL キーも同時に1回押された状態になる (この左 CTRL キーは押されたままにはならない) ことが多いが、常にではない。
ということが判明。
ざっと検索してみると、 AutoHotKey でキーが押されたままになることがある点については、よくある事例ではあるらしい。
- [Ctrl][Shift][Alt]が押されっぱなしになる時がある。これってAHKのせい?- よくある質問と回答 | AutoHotkey Wiki
- AutoHotkey:キー押しっぱなし病・ホットキーすり抜け病対策の研究 | 情報科学屋さんを目指す人のメモ
これらの情報に目を通した感じでは、自力での問題解消は難しそうだな、と。
今後、今回気付いた再現条件以外で同様の現象が発生することがあれば、そのときに改めて考えることにして、ひとまず、今回は「件の現象が発生したら右 Alt を一発叩いて解決」ということでお茶を濁すことにした。
2022年4月16日 14:16 追記
PC に接続された USB メモリ等に対するウイルススキャンがトリガーになっているのではなく、どうやら、全てのウイルススキャンがトリガーになっているようだ。
2022年4月16日 14:52 追記
違った。ウイルススキャンの実行の有無は無関係で、 ESET Internet Security のメインウィンドウ (egui.exe) のポップアップがトリガーだったようだ。
メインウィンドウが画面に表示されていない状態で、タスクバーの ESET Internet Security アイコンをクリックしてメインウィンドウを表示すると、件の現象が発生する。これまでのところ 100% 再現。
先のテストで再現しないこともあったのは、もしかすると、メインウィンドウの Z オーダーが影響しているのかもしれない。 (タスクバーの ESET Internet Security アイコンをクリックした場合は、ほぼ間違いなくメインウィンドウは最前面で表示されるが、先のテストでは、タイミングによっては最前面で表示されないこともあったため。)
2022年4月16日 15:10 追記 – 緩和策案
表示した ESET Internet Security のメインウィンドウを最小化→再表示の場合には、件の現象は再現しない様子。ということであれば、緩和策としては、 Windows にサインインする度に、
- ESET Internet Security のメインウィンドウを表示する。
- (右 Alt キーが押されたままの状態になるので) 右 Alt キーを1回押す。
- ESET Internet Security のメインウィンドウを最小化する。
というルーチンを実行してから運用すれば、件の現象の影響を最小限に抑えることができるかもしれない。これでしばらく様子を見ることにしよう。